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貯蓄型保険は必要ない?本当に必要な保険を見極めよう!

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困る人
困る人

・老後の蓄えのために貯蓄型保険がお得って聞いたけど本当?
・保険にも貯蓄にもなる貯蓄型保険は加入するべきでしょ?

という疑問に対して解説します。

老後2,000万円問題など、最近では老後の蓄えに不安を持つ方が多くなってきたと思います。

一方で、世の中には「老後の蓄えに!」「確実に儲かる!」と宣伝される金融商品が溢れています。

その中でも、今回は貯蓄型保険についてお話しします。

実は、私は以前知人に「保険にも貯蓄にもなる!」と勧められ、よく考えないまま貯蓄型保険に加入していたことがあります。

しかし、改めて勉強をすると貯蓄型保険は決して優良商品とは言えず、多少損をしてしまうが傷が浅いうちに抜け出そうと思い解約をしました。

そんな私が、貯蓄型保険についてその商品性やメリットデメリットを解説します。

(※この記事はあくまでも個人的見解です。)

 

1.結論:貯蓄型保険はいらない

個人的な意見として、貯蓄型保険に加入する必要はないと考えています。

その理由は大きく2つあります。

貯蓄型保険が必要ないと考える理由

・保険としては保障が物足りない
・資産形成としては運用効率が悪い

実際に、一時期私は知人に「保険にも貯蓄にもなるし一石二鳥だよ」と言われて、無知な私はウキウキしながら貯蓄型保険に加入していました。

そんな私がなぜそう考えるかを、実際の商品を見ながら解説します。

 

2.貯蓄型保険の商品性

保障機能と貯蓄機能が合わさった保険商品で、保険期間は一生涯となる「終身」のものや一定期間のものもあります。
(ライフネット生命HPより引用)

この説明を聞くと、何とも魅力的な保険に聞こえます。実際私もそう思っていました。

では、実際の保障内容や貯蓄効率はどのようになっているのでしょうか?

保険の種類に応じて毎月の支払い金額や保障内容が大きく変わりますが、今回は保障機能よりも貯蓄機能を重視したオリックス生命の「Candle」という米ドル建ての保険で解説します。

契約例

・30歳男性
・保険期間:終身
・保険料支払い期間:30歳〜60歳払
・死亡時の保険金額:100,000 米ドル(約1,000万円)
・毎月支払い保険料:147 米ドル(約1万4,700円/月)
・合計支払い保険料:53,100 米ドル(約531万円)

 

(1)保障機能

多くの貯蓄型保険では、死亡時に受け取れる保険金に応じて支払う保険料の総額が決まっており、それを10年〜30年程度かけて支払います。

まず、保障機能ですが、契約例だと1,000万円の死亡保障を受けるために、毎月1万5,000円の保険料の支払いが必要となります。

この保険料は非常に高いです。掛け捨て生命保険なら月数千円の支払いで同等以上の保障を受けることができます。

さらに問題なことが、保険料の支払いが終了していないと1,000万円の保険金を受け取れないことです。

つまり、上記の例で言うと、保険料の支払いが終わっていない60歳未満で何らかの理由で亡くなってしまった場合、その時点で支払った保険料分しか保険金が支払われないのです。

(不慮の事故などでは満額保険金を受け取れる場合もありますが、、)

もちろん、医療保障なども付いていません。これは保険と呼べるのでしょうか。。

保障機能のまとめ

・保険料に対する保障が手薄い
・保険料を全て支払うまでは保険金を満額受け取れない

 

(2)貯蓄機能

それでは、この商品のメインである貯蓄機能はどうでしょうか。

貯蓄型保険は、保険を解約した際に返戻金という払い戻し金を受け取れ、この返戻金は保険料を全て払い終えると毎年受け取れる金額増えていきます。

契約例では、70歳で解約した場合、返戻金として77,510米ドル(約775万円)を受け取ることができます。

支払った合計は53,100 米ドル(約531万円)なので、24,410米ドル(約244万円)増えています。

つまり、「530万円を40年間運用した結果775万円が得られる」

複利で計算すると利率は年利0.8%程度となります。。

もし、この530万円を投資信託で40年間年利3%で運用していたとすると2,545万円になります。

株式投資や投資信託で年利3%は現実的な数字ですので、運用効率はとても低いです。

さらに、保険料を払い終える前(契約例だと60歳未満)に保険を解約することになると、支払った保険料より返戻金が少なくなります。

つまり、家庭の事情などで急にまとまったお金が必要なときに、解約すると元本割れの可能性があります。

さらにさらに、この保険は米ドル建てなので為替リスクが生じます。

為替リスクとは、保険料を支払った時と受け取った時で円ドルの為替レートが異なることにより生じる差です。

これは損をする可能性も得をする可能性もありますが、保険解約時には注意する必要があります。

貯蓄機能のまとめ

・運用効率が悪い(契約例だと40年間利率0.8%で運用)
・元本割れする可能性がある
・為替リスクが生じる(メリットにもなり得る)

 

3.じゃあどうすればいいの!資産形成のためにするべきこと

資産形成に大切なことは、次の2つです。

資産形成に大切なこと

・資産形成の目的を決めること
・目的に合った手段を選ぶこと

目的とは、何のために資産形成をするのか明らかにすることです。

子供を大学に通わせるためなのか、住宅など大きな買い物をするためなのか、老後2,000万円問題を解決するためなのか、目的をはっきりさせましょう。

そうすることで、いつまでにいくら溜める必要があるのか分かりますし、モチベーション向上にもつながります。

目的に合った手段とは、例えば目的が子供の大学資金確保であれば、元本割れをしたくないのでリスクの低い資産に投資するであったり、老後資金の確保であれば、まだ時間があるのでリスクの高い資産に投資したりすることです。

目的と手段がブレてしまうと、正しい投資判断ができなくなり、当初の想定と大きく外れた人生が待ち受けているかもしれません。

 

4.まとめ

貯蓄型保険の商品性と、資産形成のためにするべきことについて、解説しました。

貯蓄型保険を全面否定する訳ではありませんが、個人的には保険は保険、投資は投資で切り分けて考えた方がいいのではないかと考えています。

今一度、自分は何のために保険に加入していて、何のために投資をしているのかを考えてみてはいかがでしょうか。

  • この記事を書いた人

ヒロ/周りの目を気にして一歩踏み出せずにモヤモヤしている人専属ライフコーチ

1994年生まれ。幼少期に父に机ごと殴られたトラウマと、生まれつき胸の中心が凹んでいる漏斗胸により、物心ついた頃から周りの目に怯える。高校でサッカー部の部長を務めながら毎日勉強を続け早稲田大学に合格。大学卒業後は倍率100倍越えの大手金融機関へ入る。周りの目を気にせず自分の意思で行動したいと思い、レールを降りて外資コンサルへ転職を決意。同時に自分のように“モヤモヤした人”をサポートするためにライフコーチとしての活動を開始

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